3月23日（日）、24日(月)に、立命館大学朱雀キャンパスにおいて、51名の博士学位取得者（課程博士42名、論文博士9名）への春季博士学位授与式を挙行した。

　3月23日(日)に挙行された論文博士学位授与式では、校歌斉唱の後、アカデミックガウンに身をつつんだ学位取得者一人ひとりに、川口清史・立命館大学長から学位記が授与された後、川口学長から学位取得者への式辞が述べられた。その後、学位取得者を代表して「博士(理学)」の学位を取得した豊田英司郎さんが「これからは、自分でさらに研鑽をつむことで、自立した研究者であるとともに、正しい目で研究を評価でき、次の研究者を育てられるようになることで、研究者としての責務を果たしていきたいと考えています」と学位取得者としての決意を語った。今回、株式会社ロームの創業者である佐藤研一郎名誉会長も「博士（経営学）」の学位を取得。佐藤氏は研究成果を今後の企業経営へ活かしていく意欲を語った。

　3月24日(月)に挙行された課程博士学位授与式では、校歌斉唱の後、指導教員や家族、友人などに見守られながら、厳粛な雰囲気の中、学位取得者一人ひとりに川口学長から学位記が授与された。川口学長からの式辞が述べられた後、学位取得者を代表して「博士（工学）」の学位を取得した田中亜美さんが「今まで学生として立命館で学んできたことをこれからは教員という立場で伝えていきたいと思います」と研究を支えてくれた周囲への感謝と立命館大学の教員となる今後への抱負を述べた。

　両日とも、学位取得者は授与式後に開催された記念パーティーに参加し、先生方や家族・友人とともに喜びを分かち合った。