海を一望、全面ガラス張り「スロープカー」…駐車場と山頂結ぶ
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長崎市のシンボル・稲佐山の中腹駐車場と山頂を結ぶスロープカーが1月31日に運行を始めるのを前に同月29日、内覧会が開かれた。斜面地にすり鉢状に広がる長崎の夜景や東シナ海を一望できる全面ガラス張りの車両が特徴で、市の新たな観光資源として期待されている。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録などで市を訪れる観光客が増加する中、既存のロープウェー以外の交通手段を確保するため、市が2016年度から約20億円をかけて整備した。
デザインは黒を基調とし、木々が映り込むことで自然の中に溶け込むように鏡面塗装が施されている。2両編成で80人乗り。約500メートルを片道約8分かけて移動する。
運行時間は午前9時~午後10時(31日は午後3時から)で、往復の料金は一般500円、中高生370円、1歳~小学生250円。
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