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東日本大震災から9年…日本列島「地震の巣」に危険な兆候! 北海道、茨城でさらなる揺れ 京都、和歌山も「M8級」警戒 (1/2ページ)

 11日で東日本大震災から9年を迎えるが、各地ではいまも震災の「動き残り」とされる地震が起きている。なかでも内陸型が多く首都直下地震との関連も指摘される茨城県のほか、北海道も多発地帯として知られる。専門家は西日本にも潜在的な脅威が存在するとしており、日本列島の「地震の巣」がいつ爆発してもおかしくない。

 茨城県での地震が多い背景について、夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(毎週木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は、「フィリピン海プレートは、相模湾から入って東京の下を抜け、先端がちょうど茨城県にあたる。東から太平洋プレートが入り、その上にもフィリピン海プレートが入る構造で、もともと地震が多い」と解説する。

 北海道周辺では、2月に択捉島南東沖で起きた地震は震源が160キロと深かったため最大震度4にとどまったが、マグニチュード(M)7・0は「大地震」に定義される規模だった。島村氏は「北海道からカムチャツカ半島にわたる千島海溝は世界で最も地震活動が盛んだ」としたうえで、今後は「北海道や房総半島沖でさらに大きな地震が続く可能性もある」と警鐘を鳴らす。

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