2017年7月6日更新

『となりのトトロ』あなたが知らないネコバスの裏話5選【実は子供がいる?】

『となりのトトロ』

『となりのトトロ』の大人気キャラクター、ネコバス。今作にはなくてはならない存在のネコバスですが、裏話もいくつかある事をご存知でしたか?印象的であり、多くのジブリファンに愛され続けているキャラクター、ネコバスの知られざる裏話を5選ご紹介します。

目次

『となりのトトロ』で印象に残るネコバス

『となりのトトロ』の人気キャラクター、ネコバス。スタジオジブリ作品のなかでも、ちょっと変わっていて気になるキャラクターではないでしょうか。子供の頃には「ネコバスに乗ってみたい!」と思っていた人も少なくないはず。 ふわふわの椅子に座って森の中を駆け抜ける、とても気持ちが良さそうなシーンも印象的。初めてネコバスと出会った時は、サツキとメイもびっくりして少し怖がっていました。しかしメイが迷子になった時、親切にサツキを乗せてメイを探してくれました。 今回はそんなちょっと気になるキャラクター、ネコバスに関する裏話を5選お届けします!

裏話その1:ネコバスの足は12本!

ネコバスはものすごい早さのスピードで登場することが多いので、なかなか足の数をゆっくり数える機会はありません。「一体足が何本あるのだろう?」と、疑問に思った人も多いはず。 ネコバスは登場時は常に動いているため、足を数えるのは動画ではかなり難しいです。そこで上記のような画像から数えてみると、足の数はズバリ12本あります。たくさんの足を器用に使い、猛スピードで森や街を駆け抜ける様子は大迫力! 劇中でネコバスはサツキとメイやトトロ等にしか見えないため、ネコバスが通る時、他の人にはただの強風にしか感じられません。

裏話その2:初期構想の時から重要キャラだった

メイが迷子になった時、ネコバスが居なければサツキは彼女の元へたどり着かなかったでしょう。それだけネコバスは『となりのトトロ』の中で重要な役割を務めています。 なぜネコをバスの形にしたのかというと、宮崎駿監督自身が「バスを面白い」と感じたから。そんなシンプルな理由で初期からネコバスを構想したという、宮崎駿監督らしいエピソードです。

裏話その3:バスの表示版の「す」の意味とは?

メイを探し出し、無事にサツキとメイを送り届けた後、ネコバスの行き先表示が「す」に変わります。この「す」とは、「巣」を意味していた事をご存知でしょうか?サツキとメイの喜んだ顔を見ながら、満足そうな表情でネコバスは自分の巣に戻っていくのでした。

裏話その4:ネコバスの子供「こねこバス」が存在する

『となりのトトロ』本編には登場しませんが、ネコバスの子供、こねこバスが存在することをご存じですか? 2002年に作られた続編『めいとこねこバス』には小さくて可愛らしい、こねこバスが登場します。

『となりのトトロ』続編、『めいとこねこバス』あらすじ

物語の主人公は、メイ。風の強いある日、彼女をつむじ風が追いかけてきました。不思議に思った彼女はつむじ風を捕まえすが、その正体はなんとこねこバスでした。 早速その晩、メイを乗せたこねこバスは鎮守の森まで空中散歩します。道中、トトロらを乗せた大小様々なネコバスが登場し、森の中でもススワタリを始めとした多くのケモノに出会うのです。 見所はなんといっても、あらゆる形をしたネコバスたち!列車の形をしたものや、長寿のネコバアちゃん等の新キャラにネコバスファンは垂涎必須です。 今作は短編映画のため上映時間は約14分。しかし、原作・脚本・監督は宮崎駿が、音楽も『となりのトトロ』同様に久石 譲が担当しています。メイがそれらのケモノとの出会いを通じて得る貴重な体験が、『めいとこねこバス』で描かれているのです。尚、今作は東京三鷹市に位置する『ジブリ美術館』内のミニシアターで鑑賞する事ができます。

裏話その5:ネコバスはあの世へ繋がっている?

『となりのトトロ』には、様々な都市伝説が存在していますが、その中には「ネコバスがあの世に繋がっている」という説があります。その理由は、サツキが行方不明になったメイの元へ行きたいと頼んだ後、行き先表示が“墓道”になるため。 その他にも「トトロは死んだ人にしか見えない」や、「物語は全てお父さんの妄想だった」などの都市伝説が多数ありますが、スタジオジブリはそれらの噂を否定しています。

『となりのトトロ』ネコバスに関する裏話をご紹介しました!

いかがでしたか?実は一族のようなものが存在して、『となりのトトロ』に登場したネコバスはそのうちの一匹であり、その子供のようなこねこバスもいる事はあまり知られていないのではないでしょうか? この裏話をふまえたうえで今作を観返してみれば、より一層ネコバスの魅力に気づく事ができるかも。