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 愛知県飛島村は10月から、運行するバスの便を拡充する。村外にある近鉄の駅から村への最終便は今までより1時間遅い午後11時発になる。財政負担は1・5倍に増える見込みで、新型コロナウイルスが村財政に影響する心配はあるが、増え続ける交通弱者に配慮したという。

 人口4800人の飛島村には鉄道が通っていない。バスは、かつて三重交通(本社・津市)が運行していたが、2009年度からは村が補助金を出して同社に委託し、「飛島公共交通バス」として走らせている。バス路線は近鉄蟹江駅と村の中北部を結ぶ蟹江線▽村南部の工業地帯と、あおなみ線の稲永駅、地下鉄名港線の築地口駅・名古屋港駅を結ぶ名港線の2本だ。

 今回、主に拡充するのは村民の利用頻度が高い蟹江線。現在、平日は往復50便あるが、10月からは同59便に増やす。蟹江駅行きは、始発が今より35分早まり、午前5時25分の村役場発便が新設される。蟹江駅から村行き最終便はこれまでの午後10時発から1時間遅い便が設定され、同11時発になる。午後11時20分ごろに村役場に到着する。

 蟹江駅と村中心部は7、8キロ…

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