専門家会議の議事概要、発言者名を明記へ…「議事録と遜色ない」
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西村経済再生相は7日の記者会見で、新型コロナウイルス対策を話し合う政府の専門家会議について、今後は議事概要に発言者を明記した上で公表することを明らかにした。
政府は専門家会議でのやりとりに関し、発言者や詳細な発言内容を記した議事録ではなく、発言者が特定されない議事概要を作成し、公表してきた。専門家会議は、行政文書の管理指針で議事録の作成が義務づけられている「政策の決定または了解を行う会議」には当たらず、懇談会と位置付けているためだ。これに野党は「今後検証できない」として議事録を作るよう求めてきた。
政府としては、現状の議事概要でも発言内容を丁寧に紹介しており、「発言者を加えれば議事録と遜色ない」(政府関係者)と判断したようだ。
一方、西村氏は過去の会議は従来通り、発言者名を公開しない方針も示した。「メンバーの総意として名前を特定しない議事概要の形にしてほしいということだった」と理由を説明した。西村氏は、過去開かれた15回全ての速記録を保存すると述べ、速記録がない1回目と3回目は録音などを基に同様の文書を作成するとした。
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