江蘇省南端にあり、「上有天堂、下有蘇杭」と讃えられ、杭州と並ぶ景勝地です。上海の西約70キロ、太湖の東北に位置し、気候は温和で市内には「水郷」の名に値するクリークが発達し、水の都として広く世界に知られています。
紀元前514年、春秋時代の呉の国都として発展して以来、歴代周辺地域の政治的中心地であり、清代には江蘇省の省都にもなりました。その昔、中国の豪族たちはこの地で花鳥風月に囲まれて余生を送ることを理想としました。
特産物として「両面刺繍」や白檀の扇子は大変有名です。名勝旧跡が多く 虎丘、霊岩山、拙政園、留園、獅子林、西園 等があります。また、寒山寺は、唐の詩人 張継の詩「楓橋夜泊」にうたわれ、高僧 寒山にちなんで名付けられた寺としても名高い所です。
近年、蘇州新区や園区の開発等、多くの外国企業が進出し、生命力のある古都として経済発展を押し進めています。