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聖火リレー「特殊コース」ロープウェー 岐阜県内走者164人1団体、全容発表



 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、岐阜県内で来月3、4日に行われる五輪聖火リレーの全容を発表した。ランナーは県内外の164人と1団体。コースは11市町、13区間にわたる総距離27・2キロ。組織委枠で、シドニー五輪女子マラソン金メダリストのスポーツキャスター高橋尚子さんが岐阜市の区間を走る。

 県は9日に県推薦枠分44人を発表。組織委はその分を含む全員をこの日明らかにした。昨年3月発表時と比べ、参加できない海外ランナーらとの入れ替わりがあり、合計で4人増えた。最年少は13歳、最高齢は92歳。

 岐阜県の聖火リレーは国内5番目。長野県から引き継ぎ、愛知県へとつなぐ。3日は、中津川市の馬籠宿をスタート、高山市でゴールする。4日は、下呂市の下呂温泉病院跡地を出発、岐阜市でゴールする。馬籠宿では県聖火リレー実行委による出発式が行われ、各日のゴール地点では組織委による式典がある。

 高橋さんは、岐阜駅前の信長ゆめ広場から岐阜メモリアルセンターまでの4・8キロ区間の中のコースを走る。県岐阜商業高校出身の元プロ野球選手和田一浩さんも、同組織委枠で金華山ロープウェーを含む岐阜市の1・2キロ区間の特殊コースを走行する。

 コロナ禍のさなか行われる東京五輪は、感染症対策の徹底をうたう。組織委は、走行時の沿道の密集回避を図るため、インターネットのライブ中継を行い、過度な密集が発生した場合はリレーを中断するとしている。

カテゴリ: 社会