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スーダンのスイカが祖先か 病害虫に強い特徴―国際チーム

2021年06月02日15時42分

アフリカ北東部スーダン・コルドファン地方のスイカ。現在主流の栽培品種の祖先である可能性が高いと分かった(米ボイス・トンプソン研究所提供)

アフリカ北東部スーダン・コルドファン地方のスイカ。現在主流の栽培品種の祖先である可能性が高いと分かった(米ボイス・トンプソン研究所提供)

 世界各地で栽培されるさまざまな品種のスイカの祖先は、アフリカ北東部スーダンのコルドファン地方のスイカである可能性が高いと、ドイツ・ミュンヘン大や米ボイス・トンプソン研究所などの国際研究チームが2日までに発表した。全遺伝情報(ゲノム)を比較解析した成果で、論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
 果肉は白っぽく、現在主流の品種より甘くないが、病害虫に強い遺伝子群がある。交配するか、最新の遺伝子操作技術であるゲノム編集で取り入れれば、農薬の使用量を減らせるという。

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