2021年7月1日(木)
【速報】茨城・日立妻子6人殺害 死刑判決の被告が控訴
- 小松博文被告=中央奥、2017年10月撮影
茨城県日立市田尻町の県営アパートで2017年10月、妻子6人を殺害し建物に火を付けたとして、殺人などの罪に問われた無職、小松博文被告(36)は1日、水戸地裁の死刑判決を不服として、東京高裁に控訴した。担当の弁護士が明らかにした。
6月30日の判決公判は、裁判員制度が導入されて以降、同地裁で初めてとなる死刑が求刑通り言い渡された。
裁判員裁判の公判前、茨城新聞の接見に応じた小松被告は「自分としては控訴したくない。取り下げることも考えている。控訴せずに死刑囚として残された日々を過ごした方が、被害者家族にも刺激を与えないのではないかと思う。(控訴は)生きることに執着しているみたいで引っかかる」と話していた。