JR東萩駅 萩市が観光案内と切符販売を一体化

JR東萩駅は萩市の観光で玄関口のひとつになっていますが、JR西日本が将来的な人手不足を見込んで無人化としたことから、市は駅の中にあった観光案内所をリニューアルし、観光案内と切符の販売を今月から一体で始めました。

JR西日本は将来的に人手不足が見込まれることなどを理由に、対面で切符などを販売する「みどりの窓口」の削減を進めていて、萩市観光の玄関口のひとつとなっているJR東萩駅でも窓口が8月いっぱいで廃止となり、無人化されました。
これを受けて駅では先月から市の観光協会がJRの委託で切符の販売を始めたほか、今月には駅にある観光案内所を切符売り場の隣に移転し、市は切符の販売と観光案内を一体で行っています。
切符は列車の乗車券や回数券、それに定期券を取り扱うほか、観光案内所では、萩市やその周辺を紹介するパンフレットの配布や手荷物の一時預かりのサービスなどを行っているということです。
萩市は「駅を観光客に心地よく利用してもらうとともに、通勤や通学で使う人には定期券が購入できる環境を整えることで利便性を維持したい」と話しています。