皇居で新年祝賀の儀、愛子さま初めて出席 女性皇族はティアラつけず

杉浦達朗

 天皇、皇后両陛下は1日、皇居・宮殿で、皇族方や三権の長、各国大使らから祝いの言葉を受ける「新年祝賀の儀」に臨んだ。昨年12月に20歳の誕生日を迎えた両陛下の長女愛子さまは、成年皇族の一員として初めて出席した。

 天皇陛下は、衆参両院議長の祝意に対し、「新しい年を共に祝うことを誠にうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べた。

 昨年に続き、新型コロナウイルス感染防止のため出席者全員がマスクを着用した。愛子さまをはじめ、女性皇族はロングドレス姿だったが、ティアラは着用しなかった。コロナ禍で苦労する国民の状況を鑑みた両陛下の考えといい、新年祝賀の儀でティアラを控えたのは2年連続となった。(杉浦達朗)