緒方特別フェローがブラジル政府よりリオ・ブランコ勲章を受章

2017年10月31日

授章式の様子

このたび、緒方貞子JICA特別フェローはブラジル連邦共和国政府より「リオ・ブランコ勲章グランクルス位」を受章しました。10月30日には東京のブラジル大使館において授章式が執り行われ、アンドレ・コヘーヤ・ド・ラゴ駐日大使から越川和彦JICA副理事長(代理出席)に、同勲章が授与されました。グランクルス位は同勲章の最高位であり、ブラジルと諸外国との友好関係の強化に著しく貢献した偉大な人物へ授与されています。緒方特別フェローの受章は、人権分野での業績のほか、ブラジルと日本によるアフリカ諸国への三角協力(注)の推進における多大な貢献が認められたものです。

受章にあたっての緒方特別フェローのコメントは以下の通りです。

この度、「リオブランコ勲章グランクルス位」受章の報に接し、大変、光栄かつ名誉なことと感激しております。
現在、ブラジルと日本とのパートナーシップによる三角協力は、アフリカ地域のみならず他地域においても欠かせないものとなっており、医療や職業訓練等の分野で具体的な成果につながっており、大変うれしく思います。
私がJICA理事長としてブラジルを訪問してから10年の時が経ちますが、今回の受章を契機に、今後、ブラジルと日本との関係が、益々深くなることを祈念したいと思います。

(注)三角協力とは、開発が比較的進んでいる途上国が、自国の開発経験や人材などを活用して他の途上国に対して援助を実施する取り組み(南南協力)を、日本など先進国が支援する協力形態。