FMオホーツクが11日で放送休止 有資格者の社長死去で

14年前に開局した北見市にあるラジオ局「FMオホーツク」は、放送に必要な資格を持つ社長が先月、死去したことで放送が続けられなくなり、11日午後6時をもって休止します。

「FMオホーツク」はオホーツク地方で初めてのコミュニティFM放送局として2008年、北見市に開局しました。
開局のきっかけは北見市内で起きた18年前の大雪や15年前の大規模断水です。
「FMオホーツク」では地域に寄り添った生活情報やニュースなどを毎日放送したほか、4年前のブラックアウトの際には自家発電機で放送機器を動かし、市内の停電や店舗の状況などを伝えました。
放送に必要な資格を持つ藤澤利光社長とパーソナリティーなどが運営していましたが、先月27日、藤澤社長が死去し、放送継続ができなくなったため、11日午後6時をもって放送を休止します。
2012年からパーソナリティーを務めてきた服部牧子さんは「皆様に愛されてきたと信じたいこのFMオホーツクを最後まできちんと終わらせたいと思っております。ありがとうございました」と話しています。