北京五輪フィギュアスケートのエキシビションが20日、行われ、男子で4位だった羽生結弦(27)=ANA=は「春よ、来い」に合わせて滑り、観衆を魅了した。
楽曲は松任谷由実の名曲を、日本を代表するピアニストの清塚信也がアレンジして演奏したものを使用した。これを受け、清塚が自身のツイッターを更新。「『春よ、来い』は、羽生選手の感性を通して『作らせてもらった』アレンジ作品です。ロンカプもそうですが、春よ来いも自分だけでは作れなかった傑作なので、音楽家として、作らせていただいたこと、本当に羽生選手に感謝しています。素敵な楽曲を送り出してくださったユーミンさんにも感謝致します」と思いを明かした。また、別の投稿では「北京に行っています 我が心は」ともつづった。
羽生の演技と清塚の演奏にはファンから絶賛が相次ぎ、ネットには「泣いてしまった」「涙が止まらない」「完璧な芸術」「音との調和が恐ろしいほど研ぎ澄まされてた」などの声が見られた。
羽生はこれまで何度もエキシビションで清塚の「春よ、来い」を使用しており、ファンの間では人気が高いプログラムの一つとなっていた。