地震 仙台城跡「伊達政宗騎馬像」傾く 馬の足が破断する被害

仙台市青葉区によりますと仙台市の観光名所・仙台城跡にある「伊達政宗騎馬像」が今回の地震で右方向に傾き、馬の足が破断する被害が出たということです。
管理する区では、被害の拡大を防ぐため応急措置の方法を検討しています。

仙台市青葉区によりますと、16日夜の地震で区では震度5強を観測し、「伊達政宗騎馬像」が右方向に傾き、馬の足が破断しているのが確認されたということです。
NHKのヘリコプターが上空から撮影した映像では、騎馬像が右方向に少し傾いているのが確認できました。また、馬の右後ろ足の部分が白くけずれているようにも見えました。

現在の騎馬像は、1964年に仙台市青葉区の青葉山公園内に設置され宮城県のシンボルとして観光名所になっていて、区によりますと、東日本大震災も含めて騎馬像で地震による被害が確認されたのは初めてだということです。

午前9時前には、仙台市の担当者5人が脚立などを使って被害の確認を行っていました。

区では、市の建設業協会とともに詳しい調査を行い、今後の余震などで被害が拡大しないよう応急措置の方法を検討しています。