ストーリー
ローマの町で新聞記者と恋に落ちる…!
欧州親善旅行でローマを来訪した、ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女(オードリー・ヘプバーン)は、分刻みのスケジュールと、用意されたスピーチを披露するだけのセレモニーに少々うんざり気味。就寝前、軽いヒステリーをおこしてしまい、主治医に鎮静剤を注射されてしまう。しかし、なかなか寝つけないアンは思い立ってローマの街に飛び出してしまう。鎮静剤が効き始めたため、ベンチで横になるアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者・ジョー(グレゴリー・ペック)は寝ているアンを心配し、何とか家に帰そうとする。意識が朦朧としているアンを放っておくことは出来ず、ジョーはアンを自宅に連れて帰ることに。
翌日、ジョーが新聞社に出かけると、アン王女が失踪したというニュースで社は大騒ぎになっていた。自分が連れ帰ったのがアン王女だと気づいたジョーは、支局長に王女のスクープを約束しアンの元へと戻る。ジョーのアパートで目を覚ましたアンは、事態に驚きながらも、せっかく手に入れた自由を楽しむため街に出て、普通の女の子のように楽しい時間を満喫する。彼女の後を追ってきたジョーは、偶然の再会を装いローマ案内を買って出る。つかの間の自由と興奮を味わううちに、いつの間にか2人の間には、強い恋心が生まれていた…。