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福井市情報発信 ベルに電子看板 サイネックスと設置

2022年7月30日 05時10分 (7月30日 11時38分更新)
デジタルサイネージの仕組みについて、西行副市長(右)や石田社長(右から2人目)に説明する住吉(左から2人目)、尾川両部長=福井市の「ショッピングシティ・ベル」で

デジタルサイネージの仕組みについて、西行副市長(右)や石田社長(右から2人目)に説明する住吉(左から2人目)、尾川両部長=福井市の「ショッピングシティ・ベル」で


 福井市と「ショッピングシティ・ベル」(同市花堂南二)、広告・出版、サービス業の「サイネックス」(大阪市)は二十九日、デジタルサイネージ(電子看板)「わが街NAVI」をベルに設置した。営業時間中に市政情報やベルのイベント案内などを配信していく。遠隔操作によるリアルタイム発信も可能で、災害時の活用も検討していく。
 高さ一・九メートル、横幅二・七メートル、奥行き〇・七メートルで、五十インチ画面を三つ備える。うち一つが市政広報用で、来年三月の成人式開催やマイナンバーカードの啓発などを十五秒間隔で案内。中央の画面は、市プロモーション特命係長「福いいネ!くん」を起用した観光動画を放映していく。正面南入り口付近に設置した。残る一つは市内企業の広告。
 除幕式はベルの石田正則社長、西行茂副市長、サイネックス中部・北陸営業部の住吉高始部長、デジタルソリューション企画部の尾川宏次部長が出席。石田社長は「地域の皆さまに必要な情報をいち早く提供したい」と意欲。西行副市長は、ベルと五月に結んだ災害時協定を踏まえ「少子高齢化の時代、(ICTを活用した)デジタルトランスフォーメーションは情報発信の柱だ」とあいさつした。
 わが街NAVIはサイネックスが二〇二一年度から本格化させた情報発信事業。県内での設置は初めてで、ベルは百二十六カ所目。同社が設置、運用を担当し、経費は市内企業からの広告収入でまかなう。 (北原愛)

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