スシローは迷惑客の謝罪拒否、訴訟を準備…店舗の湯飲み洗浄・しょうゆボトル交換

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 回転ずしチェーン「スシロー」を展開するあきんどスシローは1日、インターネット上に拡散している来店客による迷惑行為の動画について、撮影された店舗をスシロー岐阜正木店(岐阜市)と特定し、警察に被害届を提出したと発表した。スシローは法的措置も検討する。

迷惑行為の被害に遭ったスシロー岐阜正木店(1日、岐阜市内で)
迷惑行為の被害に遭ったスシロー岐阜正木店(1日、岐阜市内で)

 動画は約50秒で、1月29日頃からツイッター上で拡散し始めた。若い男性客が卓上のしょうゆボトルの注ぎ口や未使用の湯飲みをなめたり、レーン上を回るすしに唾液をつけたりする様子が映されていた。

 動画を受け、店内の全ての湯飲みを洗浄したほか、しょうゆボトルを交換した。男性客と保護者から謝罪があったが、スシローは受け入れを拒否した。こうした対策にかかった費用の支払いを求める民事訴訟の準備も進める。担当者は「多くの客と社会に不安を与えた行為で許せない」と憤る。

 回転ずし店で迷惑行為を撮影した動画は1月以降、相次いで確認されている。「はま寿司」の店舗では、客が他の客が注文したすしの上にわさびをのせる動画が広がった。映っていた人物が謝罪に訪れたが、運営会社は警察に被害届を出した。「くら寿司」では、4年前に撮影されたとみられる動画が拡散しており、警察に対応を相談している。

 ネット上でのトラブルに詳しい清水陽平弁護士は一連の迷惑行為について「業務妨害罪や器物損壊罪に問われる可能性がある。多額の損害賠償や慰謝料が請求されることもあり、法的措置は迷惑行為を抑止する一定の効果がある」と話している。

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