Esquireが選ぶ「史上もっとも美しい女性28人」
「史上もっとも賞賛に値する女性たち」と銘打って、決定的かつ異論の余地のないリストをこのたび作成してみました。人気女優ばかりじゃありませんよ!
素晴らしい女性たちとこちらで出会ってください。
ブレイク・ライヴリー
ブレイク・ライヴリーがブレイク(笑)したきっかけは、『ゴシップ・ガール』というティーン・ドラマで演じたセリーナ役でした。また、彼女はこのテレビドラマの収録中に、ボーイフレンド役を演じた俳優と実際に交際するなど、作品同様の実生活をおくってもいました。それ以降、彼女は複数の映画に出演し、「ロスト・バケーション」では見事な演技を披露しています。
私生活では、俳優のライアン・レイノルズと2012年に結婚しました(レイノルズはまったく運のいい男ですね)。この出会いも、2011年公開の映画『グリーン・ランタン』の共演かと思いますが…。
ゾーイ・クラヴィッツ
女優であり、バンドのボーカルも務めるゾーイ・クラヴィッツは、父親(レニー・クラヴィッツ)譲りの押し出しの強さと音楽的才能のもち主。
最近では『ビッグ・リトル・ライズ 〜セレブママたちの憂うつ〜』という人気テレビドラマに出演し、多方面から賞賛を浴びています。そんな彼女は編み物もできるという噂ですが…(笑)。
エマ・ワトソン
ハリー・ポッターのもっとも良い友達、億万長者、女優、慈善活動家、性差別反対論者、そして世界的なブック・クラブの創始者でもあるエマ・ワトソンです。
現在、27歳。彼女がここに、該当しないわけがありませんよね。
ブリジット・バルドー
元祖「ブロンド爆弾」であるべべ(B.B.)は女優、モデル、そして50年代から60年代にかけて一番大物のセックス・シンボルのひとりであります。
その後は動物保護活動家であり、そして(これはいささか残念なことですが)確信犯的な性差別容認論者として知られるようになりましたね。
ルピタ・ニョンゴ
映画『それでも夜は明ける』で2013年のアカデミー賞助演女優賞を獲得したニョンゴは、同賞を受賞したアフリカ出身初の女優であり、また、ケニア人として初めてオスカーを手にした女優でもあります。
このアカデミー賞受賞により、彼女は世界のさまざまな雑誌が掲載した「ベストドレッサー」リストや「最も美しい」という冠のつく、各種のリストでトップを飾ることになりました。
オードリー・ヘップバーン
「みんなが私のことを美しいと思う理由がわからない」――歴代でも、もっとも素晴らしい映画女優のひとりとしてみなされている英国出身のこの女優は、よく自分の息子にそう語っていたということです。
が、そこで浮かんでくるのは「(彼女が美しくないとしたら…)その他の人間には、いったいどんな希望が残されているのか」と言うくらい魅力的な女性なのです。
ナタリー・ポートマン
ハーバード大出身でアカデミー賞受賞歴もあるナタリー・ポートマンは、多彩な才能の持ち主。同時に、セレブがもてはやされる現代においても、際立って美しい女性のひとりです。
加えて彼女は現在、前途有望な映画監督でもあります。さらに、彼女主演の新作映画『アナイアレイション -全滅領域-』にも期待です。2035年頃には彼女がガン治療の方法を見つけていることを期待しましょう。
フリーダ・ピント
2008年に公開された映画『スラムドッグ$ミリオネア』は、2009年のアカデミー賞では作品賞をはじめとする各賞を総なめにするなど、あらゆる点で過大評価された作品でした。
ただし、フリーダ・ピントのキャリアをスタートさせた点だけは例外と言えるでしょう。彼は『スラムドッグ$ミリオネア』に出演して以来、多くのファッション誌で引っ張りだこ。母国ではおそらく、「インド出身としては最大のグローバル・スター」とされています。
ジェシカ・チャステイン
こコ最近の5年間において、このジェシカ・チャステインという女優は、現在活動中の映画女優としてはもっとも才能に溢れ、同時にさまざまな役柄をこなせる女優として、その存在感をひそかに確立しました。
人をアッと言わせるような格好でレッド・カーペットに姿を見せたりするチャステインについて、私たちが「ひそかに」という言葉を付け加えたのには理由があります。それは彼女自身、私生活を明らかにしないところです。しかしながら彼女は、出演する作品の中で自分のすべてを語っているのです。
M.I.A.
ロンドン生まれのマータンギ・アルルピラガーサムは、ラッパー、シンガーソングライター、音楽プロデューサーです。
そればかりではありませんでした、映画監督でありビジュアル・アーティストであり活動家、そして写真家、ファッション・デザイナー、それにモデルなどなど、クリエイティブな分野で多彩な才能を発揮しているのでした…。
ウルスラ・アンドレス
『007 ドクター・ノオ(Dr. No)』でショーン・コネリーと共演した「元祖ボンドガール」…といえばアンドレスです。同作品では「海女のハニー・ライダー」役で出演していました彼女。そこでの登場シーンは約40年後、英チャンネル4が実施した「もっともセクシーな映画の瞬間」についてのアンケートで第1位に選ばれていました。
「このビキニ(姿)が私に成功をもたらした。ドクター・ノオに元祖ボンドガールとして出演した結果、私はその後演じる役柄を自由に選べるようになり、また、済的にも自立することができた」と彼女はのちに、あの白いツーピースの水着について語っています。彼女のあの水着姿は、何世代にもわたって映画ファンの心に刻まれているのです。
モニカ・ベルッチ
モデルとしてキャリアをスタートした彼女は、90年代前半に女優に転身しました。彼女は、オリジナルを除くすべての『マトリックス』作品に出演していた女優として…、あるいは2015年の『007 スペクター』に出演した「最高齢のボンドガール」になった女優として、知っている人も少なくないでしょう…。
しかし、英語圏の観客に知られているもので、おそらく彼女のいちばん興味深い仕事は大きな論争を巻き起こしたギャスパー・ノエ監督作品『アレックス』でのレイプ被害者役ではないでしょうか。
ビヨンセ
ビヨンセ・ジゼル・ノウルズ・カーターは、世界でもっとも大きな影響力をもつ女性の有名人とされている人物。なので彼女について、新たに述べるべきことはほとんどありません…。
神に祝福された音楽アーティストであり、ビジネスウーマンであり、社会活動家でもあるビヨンセのおかげで、彼女をめとったジェイ・Zは、世界でいちばん運のいい男に見えてしまいますね。
ハル・ベリー
ハル・ベリーにとって、2002年は実に素晴らしい年でした。『チョコレート』のレティシア・マスグローヴ役でアカデミー賞主演女優賞を獲得した彼女は、その信頼を糧に『ソードフィッシュ』や『007 ダイ・アナザー・デイ』に出演して、セックス・シンボルの座に登り詰めました(余談ですが『007 ダイ・アナザー・デイ』を観ると、『ソードフィッシュ』が『市民ケーン』のように思えてしますのでした…)。
その後、2004年の『キャットウーマン』や2012年の『クラウド アトラス』など、いくつかの駄作にも出演していた彼女は現在、歴史上ショートヘアのほうがよく似合う女性として、いちばん有名な女優と言えるでしょう。
マリリン・モンロー
マリリン・モンローという名前以上に、女性の美しさを直接的に意味する名前は他にはありません。
1950年代に銀幕のスターとして、人気を博したモンローの華やかな人生の陰に、悲劇的な私生活があったことは忘れられがちではないでしょうか…。「オツムの弱いブロンド」という、彼女の時代が要求したステレオタイプを演じきったモンロー。ですが、カメラの前を離れれば、自分自身のスターパワーを確立するために必至でした。
彼女は1954年に、自分の映画製作会社を立ち上げました。それは大手映画会社各社が提示してきた条件の契約に、彼女が不満を抱き始めたのが理由のようです。
マリーヌ・ヴァクト
「フランス人の美人ほど、美しい女性はいない」というセリフを聞いたことがあります。モデルから女優に転身したマリーヌ・ヴァクトを観ると、その言い分には一理あるのでは?と思えるでしょう。
2013年公開の映画『17歳』に出演し、スターとなった彼女。その見上げるような眼差しがロンドンのバスや地下鉄駅の壁を飾った際には、短期間に多くの通勤するビジネスマンが二度見しながら衝突していたほどでした。
スカーレット・ヨハンソン
スカーレット・ヨハンソンの美しさの本質を言葉で捉えようと、これまでたくさんのジャーナリストが躍起になったことでしょう。そして結果、多くの担当者が笑い者にされるくらいの結果に終わっていました(言い過ぎかもしれませんが…)。
そこで私たちは、同じ轍を踏むような真似はしません。私たちが指摘したいのは、彼女の素晴らしい容姿という明らかな点以外に、あのハスキーで人を嘲笑するような(そして歌うときには素晴らしい、あの声)が、彼女の美しさと大いに関係しているということです。
ミランダ・カー
オーストラリアの人気ドラマ、『ネイバーズ』に登場したこともないのに、これほどまでに世界で知られているただ一人のオーストラリア出身の美女、それがミランダ・カーです。
彼女は13歳でモデルをはじめて以来、過去を振り返ったことが一度もなく、化粧品メーカーやファッションブランド、そして私たちのようなファッションメディアにとって、世界でいちばん頼りになる有名人のひとりになりました。
キャリー・マリガン
映画『SHAME -シェイム-』で、キャリー・マリガンの歌唱シーンを目にしたことがある人なら誰でも、彼女の名前がこのリストに含まれていて当然と思うでしょう。
英国アカデミー賞の受賞歴もある彼女が、マムフォード・アンド・サンズのひとり(マーカス・マムフォードのこと)と結婚しているという事実は、彼女が寛大な心に加えて、忍耐強さももち合わせていることを証明しています。
リアーナ
この世界でいちばん大物のポップスターは、よくありがちなことですが、世界でもっとも美しい女性のひとりでもあります。それがリアーナ。10年間に8枚のアルバムをリリースするなど、信じられないほど安定したペースで仕事の成果を残してきています。
そんなわけで現在、われわれはそんな彼女の顔や彼女が何かをしているところなど、彼女の姿を目にしない日などほとんどありません。