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歴史あれこれ

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名前の由来は?
アメリカ・ケンタッキー州の名前をいただきました。
カーネル・サンダースは、ケンタッキー州のコービンで経営していたガソリンスタンドに併設して小さな食堂「サンダース・カフェ」を開業。それがKFCの原点となりました。
ケンタッキー州が位置するアメリカ中南部の人達の、素朴に温かく優しく人をおもてなしする習慣は、古くから“サザン・ホスピタリテイ”と呼ばれてきました。
そんな州の名前をブランド名にしたのは、1952年。最初のフランチャイジーになったピート・ハーマン氏の提案によるものでした。
ちなみに、「ケンタッキー」とは、先住の人達の言葉では「明日の大地」という意味だそうです。
KFCが誕生したのはいつ?
KFCにはいくつかの誕生日があります。
  • (1) 「オリジナルチキン」の誕生
  • (2) 「ケンタッキーフライドチキン」という名前の誕生
  • (3) アメリカでの会社の誕生
  • (4) 日本での誕生
(1) 「オリジナルチキン」の誕生
「オリジナルチキン」が誕生したのは1939年です。
「オリジナルチキン」とは、カーネルが調理法を考えた独特の味のフライドチキンのことです。
試行錯誤の末、充分納得できる味のフライドチキンの調理法を完成させたのが1939年でした。その味は“グレイト・・・ユニーク・テイスト”と呼ばれ、全米に、そして世界にと広がっていったのです。秘伝の調理法は“シークレット・レシピ”と呼ばれ、11種類のハーブ&スパイス、植物油、圧力釜調理…と、いくつものヒミツがあります。特に、品質のよい鶏肉は、おいしさにこだわり続けたカーネルにとって最も大切な要素でした。
この調理法は、60年以上を経た現在も、まったく変わることなく受け継がれています。特に、日本のKFCは、カーネルから「私が考えた通りのやり方を守り、理想のかたちを受け継いでくれている日本が一番好き」と太鼓判を押されました。
(2) 「ケンタッキーフライドチキン」という名前の誕生
「ケンタッキーフライドチキン」という名前が誕生したのは1952年です。
ケンタッキー州の名前をブランド名につけました。ちなみに、第1号店はユタ州ソルトレイクシテイにありました。
(3) アメリカでの会社の誕生
「ケンタッキーフライドチキンコーポレーション」という会社が設立されたのは1955年です。
カーネルは、経営から引退した1964年以降は、“味の親善大使”として全世界のKFCを巡りました。
(4) 日本にKFCができたのは1970年です。
1970年(昭和45年)大阪で開催された万国博覧会に出店した実験店は大盛況。
この年の7月4日、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社が誕生しました。
そして、11月21日、名古屋に日本の1号店(名西店)がオープンしました。
“クリスマスにチキン”はKFCから始まった?
アメリカとカナダで祝日となっている感謝祭には七面鳥が供され、クリスマスのごちそうとしても食卓を飾るそうですが、日本ではいまや「クリスマス」と言えば「チキン」という風習が根付いています。その発端となったのがKFCだったのです。
KFCが日本に1号店を出店したのは1970年11月21日。
外食ビジネスはまだ「産業」として認められる過程の黎明期であり、「フライドチキン」という言葉も日常生活のなかに無ければ、「骨つきの鶏」を「手で」食べるというスタイルも日本にはありませんでしたし、また、1号店を出店したのが、商いに堅実な土地柄の名古屋でしたので、容易には認知されず、実は日本のKFCは大変に困難なスタートでした。
しかし、1970年は大阪で万国博覧会が開催され、高度成長とあいまって、時代は一気に欧米化を志向した時期でもありました。特に「アメリカ文化」は、おしゃれでファッショナブルで時代の先端をいくものとして、ライフスタイル全般に急速に取り入れられました。
このような背景のなか、1971年4月には神戸に4号店を、7月には東京1号店である 5号店を青山に出店、KFCは「いままで知らなかったおいしさ」、「おしゃれな食べ物」、「カッコいいお店」として、若者を中心に一気に、人気のお店となっていき ました。
ある日、日本に住む外国人の方が青山店で「日本ではターキーが手に入らないので、 KFCのチキンでクリスマスを祝おうと思う」とおっしゃって来店されました。これにヒントを得た営業担当者が『クリスマスにはケンタッキー』を広くアピールしようと考えたのです。
そうして、初のクリスマスキャンペーンは1974年12月1日に開始、以降、KF Cでは毎年全店でクリスマスキャンペーンを実施しています。
日本のクリスマスは、宗教的な色彩からは少し離れ、どちらかというと、楽しく、あるいはロマンティックに過ごす行事の一つ、生活を彩る催しとして広がってきたようです。
これが1960年代半ば頃からだと思われますが、子ども達を中心に家族が集まって欧米風の食卓や飾り付けを楽しむというクリスマスの過ごし方が徐々に定着しつつあった ところに、KFCがおすすめする『クリスマスにはケンタッキー』が、まさにぴったりとあてはまったということでしょう。
こうしてKFCのチキンは、「特別な日」、「欧米風のおしゃれな日」、「子どもを喜ばせる日」・・・といった時の“特別なごちそう”として、広くお求めいただくようになりました。
やがて日本では「クリスマはチキン」という風習が根付き、欧米からみると不思議な風物詩として定着することになったのです。
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