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慎太郎都知事感激スターター 青梅&東京共存を…青梅マラソン

30キロの部でスターターを務めた石原都知事

30キロの部でスターターを務めた石原都知事

 ◆報知新聞主催 第41回青梅マラソン(4日、東京・青梅市発着 日本陸連公認コース)男女の30キロ、10キロを行った。気温12度、快晴の好条件にも恵まれ、各種目の参加者たちは笑顔で“そう快ラン”。30キロは石原慎太郎・東京都知事(74)の号砲でスタートし、10キロも含めて国内外から集まった約1万6000人のランナーが、心地よい汗を流して早春の青梅路を駆け抜けた。(天候・晴れ、気温12度、湿度30%、南東の風1・5メートル=11時30分現在)

 「あんまり記録は気にしないで、人生も完走しないといけないから、お互い頑張りましょう」

 スタート前“慎太郎節”で参加者の心をほぐした。そしてチラチラと時計を気にしながら11時50分。「パン!」と自らの号砲でランナーが走り出すと、最後尾の走者が出発するまでの約10分間、両手を振って見送った。その後コースを“視察”。沿道で20張以上の和太鼓をたたいて応援する地元の住民に話しかけもした。

 長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子ら数々の大物が務めてきた青梅のスターターも、現職都知事がピストルを握るのは大会史上初。大役を終えた石原知事は「2万人近い人たちが大きな川の流れのように走っていく。素晴らしいなあ」と興奮気味に振り返った。

 今回の青梅マラソンは当初今月18日の予定だったが、石原知事がぶち上げた「東京マラソン」と重なり、急きょこの日に。知事は「東京(マラソン)が悪者になっちゃった感があって、私も青梅の方には申し訳ない」と言及し「(これまでの歴史の)40回って、市民の中に行事がとけ込んだ感じがあるね」と青梅を持ち上げた。

 今後も両マラソンの“開催日問題”が予想される。来年は2月3日に予定する青梅に対し東京は未定。石原知事は「今回は他国のマラソンイベントを見ると(東京マラソンを)2月にやるしかなかった」と、ほかの五輪選考大会との調整が騒動の一因であることを示唆。「ほかに実行できる月があれば、移すのもやぶさかではない」とニヤリ。歴史ある青梅と、新設する東京との共存共栄の考えも示した。

 「(青梅、東京の)両方でエネルギーを殺し合っても仕方ない」と話す知事。実はマラソン好きだ。公用車に運動靴を常備し、かつて選挙演説を終えると突然「ここから走って家に帰るぞ」と車から飛び出し警護のSPを何度も困らせてきた。今回も「オレも、もうちょっと若けりゃやるんだけど。70を過ぎるとガクっときますよ」と苦笑いしていた。

(2007年2月5日06時13分  スポーツ報知)

 

 

 

 


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