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山陰の民放テレビ情報番組 視聴率バトル熱く
2006/08/17の紙面より

 今、山陰地方の民放テレビ局の情報番組が熱い! 五日にスタートした日本海テレビの新番組「スパイス!!」とBSSテレビの看板番組「土曜日の生たまご」が午前中の同じ時間帯に放送され、夕方の山陰中央テレビの「週刊・ヤッホー!」と合わせて激しい視聴率争いを展開。キャスターに関西の芸人を起用する局もあれば、地元出身者にこだわる局もあり、特色づくりに懸命だ。視聴者の心をとらえるのはどの番組なのか。各局の胸の内を聞いた。


日本海テレビの新番組「スパイス!!」(上)とBSSテレビの「土曜日の生たまご」のスタジオ収録風景。視聴者の軍配はどっち?

土曜日 3局激突

初の試み

 日本海テレビの「スパイス!!」(毎週土曜日午前九時二十五分から五十分間)は、毎週金曜日に放送していた「ごじきん!」に代わる新番組。メーンキャスターは、同局アナウンサー一人と関西のお笑い芸人「オーケイ」の岡山祐児さん。お笑い芸人の起用は、生放送のレギュラー番組では初の試みという。

 同じ時間帯に放送することについて、同局の亀山安司報道制作局部長代理は「番組編成上、たまたま一緒になっただけ」としながらも「新人が横綱に挑むようなもの」と対抗意識は隠せない。

 さらに亀山部長代理は「岡山さんはいわばトークのプロ。誰かのコメントにすかさず突っ込みを入れることができるのは芸人ならでは。アナウンサーではなかなか出せない味」と、起用に自信満々の様子。

 初放送後には岡山さんへの応援メールが多数寄せられた。同番組に対する視聴者の期待は大きく、反応は上々のようだ。

老舗の風格、自信

 BSSテレビの対応はどうか。「スパイス!!」について「特別意識はしていない。視聴率は気になるところだが、あくまでも中身勝負。同じ時間帯に重なったことはプラス。刺激になるし、お互いが上昇していけたら」と話すのは、同局の足立俊報道制作局次長。

 「土曜日の生たまご」(毎週土曜日午前九時二十五分から四十五分間)は今年で十四年目というだけあって、老舗の風格と自信が漂う。

 同番組のキャスターはすべて地元出身者。あくまでも地元にこだわり、出演者の親しみやすさを一番の売りにしているが、「岡山さんが地元に打ち解けてきたら、強力なライバルになる」(足立さん)と警戒感ものぞかせる。岡山さんがいかに地元に溶け込み、番組を盛り上げることができるのかが、最大のポイントになりそうだ。

長年の視聴習慣

 山陰中央テレビは、今回の一件をどう見ているのか。時間帯は異なるが、こちらも「週刊・ヤッホー!」(毎週土曜日午後四時五十五分から三十五分間)を放送している。

 同局の小原千明制作部長は「全く意識していない。ヤッホーが始まって十月で十周年。定着して見てもらうにはある程度時間がかかる。十年間に培った視聴習慣がその証し。自信を持っているので関係ない」ときっぱり。


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