子どもの本・九条の会

平和あってこそ、の子どもの本!

 
「子どもの本・九条の会」に参加しませんか

皆さん、ご存じのことと思いますが、二〇〇四年六月一〇日、井上ひさしさんや大江健三郎さんたち九名の人が「九条の会」をつくり、「日本国憲法九条『改正』の動きに警鐘を鳴らし、『改憲』のくわだてを阻むための一人ひとりの努力を呼びかけたアピール」を出しました。
憲法九条は第二次世界大戦の敗戦後、日本は決して戦争をしないという決意を込めて選び取った新しい国のあり方を示すものです。そのことを「九条の会」は次のようにいっています。

「ヒロシマ・ナガサキの原爆にいたる残虐な兵器によって、五千万を越える人命を奪った第二次世界大戦。この戦争から、世界の市民は、国際紛争の解決のためであっても、武力を使うことを選択肢にすべきではないという教訓を導きだしました。/侵略戦争をしつづけることで、この戦争に多大な責任を負った日本は、(中略)戦争放棄と戦力を持たないことを規定した九条を含む憲法を制定し、こうした世界の市民の意識を実現しようと決心しました。」

以来六〇年たって、今、九条に込めた願いとは逆に日本の政治は「戦争のできる国」に向かって進んでいます。教育基本法が『改悪』されて、子どもは愛国心ほかの徳目を身につけることを要求されることになり、防衛庁は防衛省に格上げされ、改憲の手続きをきめた国民投票法案が強行採択されました。一方「九条の会」アピールに応えて日本全国の各地、各職域で、「九条の会」が結成され、その数は〇七年八月には六千を越えています。今私たちは明瞭に歴史の分かれ目に立っています。

おそまきながら、私たち子どもの本にかかわる者も「九条の会」を発足させることにしました。戦後六〇年間をふりかえると、今は子どもの本隆盛といってもよい時期です。この隆盛は日本がそれなりに平和だったからこそ迎えることのできたものと思います。「平和あっての子どもの本」です。

また子どもの本にかかわっている私たちは、子どもたちのことを考えざるを得ません。もし憲法が「改悪」されたなら、その被害をこうむるのは今の大人たちよりも子どもたちです。もし戦争になったなら、子どもたちは楽しみを奪われ、若者の人生は花咲き、実をつける前に暴力的に中断されます。第二次世界大戦中に子ども時代を送った人々の多数は、その苦い体験から、戦後に生まれた人々はその歴史認識と想像力から、今と未来の子どもたちにはああいうつらい目にあわせたくないと心の底から思っています。

「九条の会」の運動はただ憲法を守ろうとするだけでなく、「日本国憲法を自分のものとして選び直し」ていく、という全国的な大きな市民運動です。また「九条の会」は「平和を求める世界の市民と手をつなぐために、あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたい」と考えています。この運動は国際紛争を武力の行使ではなく、外交と話しあいによって解決し、平和を実現させようとする地球規模の運動の一環にもなるものです。

そして、「子どもの本・九条の会」は子どもの本にかかわる人々の集まりとして、「子どもの本」ならではの活動もしていきたいと願っています。さらに憲法を変える国民投票のとき、「改憲反対」が多数になるための活動もしていこうと考えています。

みなさん、ぜひ、この「子どもの本・九条の会」に参加してください。そして、歴史を動かしましょう。


「子どもの本・九条の会」代表団
小宮山量平 太田大八 神沢利子 松谷みよ子 松居直 古田足日
鳥越信 猪熊葉子 小澤俊夫 広瀬恒子 田畑精一 丘修三

入会希望の方は
(1) @お名前 Aフリガナ B郵便番号 住所 C所属団体・ご職業 D賛同者一覧にお名前を出してよいかの可否 を明記の上、メールでお申し込みください。
Mail: kodomono9@yahoo.co.jp

(2) メール申し込みと同時に、入会金1000円を下記振り替え口座にお振り込みください。
 ゆうちょ銀行 00190−3−356898
 口座名  子どもの本・九条の会

 *入金の際は、入会金、カンパ、バッジ代、のいずれかを明記してください。
今後の行事の案内等は、このブログにてご確認ください。ご案内の郵送物を送らせていただく場合もございますが、会費の領収通知はすぐにお出しできませんので、振り込み受領証は大切に保存してください。なお、同口座へのカンパも随時受け付けております!

   

会の目的

この会は未来をになう子どもたちのいのちと平和を脅かす九条改憲の企てに反対の意志を表明し、その輪を広げていくことを目的とします。( 会則案より)

会の構成・活動

この会は、会の目的に賛同する「子どもの本」に関わる人によって構成されます。目的にそって次のような活動をします。
・集会、講演会、学習会等の開催
・「子どもの本」を活かした展示会、集会等の企画
・必要に応じニュース、リーフレットなどの発行
・その他、目的を達成するための活動
(会則案より)

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