寝技を警戒していた穴井を横四方固めで組み敷いて一本勝ち。女子78キロ級の緒方は2つの有効をリードされてからの逆転優勝に、「強くなったと思います」と自信にあふれる笑顔を見せた。
これで9月の全日本ジュニアから世界ジュニア、講道館杯、そして今大会と連続制覇の快進撃。所属する筑波大で男子の重量級選手と稽古を繰り返した成果がてきめんに現れている。
第一人者の中沢さえが引退した階級に現れた19歳の新星は試合後、「来年の世界選手権で優勝したい」と早くも次の目標を見定めた。