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速報

本田、ラツィオ移籍破談も

 日本代表MF本田圭佑(25)のラツィオ移籍が急転、破談となる可能性が出てきた。ラツィオの地元ローマの一般紙イル・メッサジェーロが29日、報じた。金銭面では1300万ユーロ(約13億円)の分割払いというラツィオの提示をCSKA側が拒否していること。また「本田とラツィオが合意しているのは分かる。だが、いつどこへ売るかは我々が決める」とCSKAのババエフGMが話すように、入団が内定したものとして報道されていることに、CSKA側が不快感をあらわにしているためだという。

 交渉に参加している関係者はスポーツ報知の取材に「これからまとまる確率は5%」と厳しい口調で説明。「95%は破談するだろう。今回の交渉は昨日(28日)の段階で決まらなければならなかった」とも付け加えた。「ロシア側(CSKA)が金額を一切1500万ユーロ(約15億円)から譲歩しようとしていない。ラツィオもこれ以上は金額を上げられない。今からだともう時間がない」と基本合意しているものの、金銭面で隔たりがあることを明かした。

 ラツィオのターレGMはこの日、キエーボ戦の前にスカイ局のインタビューに応じ、「まだ何もまとまっていない。『まだ交渉中である』ということだけには、イエスと言える」と話した。ラツィオは今冬の市場で中盤の補強を第一に考えており、本田破談の場合に備えて「2~3の選択肢がある。そのうちの1つをまとめあげたい」と同GM。ラツィオ側が設定した交渉期限はオーバー。破談の危険をはらみながら“延長戦”は続いているようだ。

[2012/1/30-06:02 スポーツ報知]

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