Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ・マリウス葉、人生初２役「楽しみに待っててね」

　人気グループ「Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ」のマリウス葉（１３）が、映画「悪夢ちゃん　Ｔｈｅ　夢ｏｖｉｅ」（来年公開、佐久間紀佳監督）に出演、自身初の１人２役に挑戦することになった。昨年、女優・北川景子（２６）が主演し、日本テレビ系で放送された人気ドラマの映画版。マリウスは北川演じる女教師・彩未のクラスに転校してくる謎の小学生と、夜な夜な子どもたちの悪夢に登場する「少年夢王子」を演じる。

　昼はランドセルを背負った謎の転校生、夜はゴージャス衣装で悪夢に登場する王子さま―。自身初の１人２役で「悪夢ちゃん―」チームに参戦することになったマリウスは「いつものマリウスとは違う、新しいマリウスをお見せできると思います。楽しみに待っててね！！」とアピールする。

　北川主演で昨年１０月期にテレビ放送され、小中学生を中心に大人気となった「悪夢ちゃん」。連続ドラマでは、ＧＡＣＫＴ（４０）ふんする「夢王子」が、北川演じる小学校教師・彩未の夢の中に登場。物語のキーマンになっていたが、映画版ではさらにパワーアップ。「渋井完司」と名乗る転校生（マリウス）にそっくりな「少年夢王子」が「悪夢ちゃん」こと予知夢を見る少女・結衣子（木村真那月）ら児童の夢に現れることが、ストーリーの軸になっていく。

　劇中では完司と結衣子の初恋も描かれる。もともと「悪夢ちゃん」の大ファンだったというマリウス。映画は今年、公開された「コドモ警察」（主演・鈴木福）以来となるが、普段、グループで見せる“末っ子キャラ”とは正反対のミステリアスな役どころに「監督には『完司は悪魔の心を持っていていつも一人ぼっちなんだ』と言われ、すごく不思議な役。もしかしたら今までの役の中で一番、難しいかもしれません」と、試行錯誤しながら取り組んでいる。

　マリウスの起用について、戸田一也プロデューサーは「子供たちを操るような圧倒的な存在感でこの役を演じられるのは、マリウスくんしかいない」とコメント。初共演した北川も「端正な美しいルックスと、年齢に比べ大人びていて知的な雰囲気が役にぴったりはまっている」と太鼓判を押している。「悪夢ちゃん」の世界観にすっかり溶け込んでいるようだ。

　◆マリウス　葉（まりうす・よう）２０００年３月３０日、ドイツ・ハイデルベルク出身。１３歳。父がドイツ人、母は宝塚歌劇団で活躍した男役のヨウ明（よう・あきら）。１１年１月にジャニーズ事務所に入所。同年１１月に「Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ」の一員としてＣＤデビュー。１２年、ＴＢＳ系「コドモ警察」で連続ドラマデビューし、翌年、「―警察」のスピンオフ「コドモ警視」で連ドラ初主演。グループ内派生ユニット「Ｓｅｘｙ　Ｂｏｙｚ」でも活動。