2013年09月15日

MZ-700ゲームに時代を見る・1

 最近、少し暇が出来たので、かなり前からやりたかった事を実行。

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 写真の左に写っているのは、カセットテープの音声をUSBを使って直接PCに取り込むユニット。これを使えば、カセットテープの音をできる限りクリアに録音する事が可能。
 そして写真の左は、MZ-700用のカセットテープ版ゲームソフト。
 つまり、このユニットを使って、エミュレータ用にカセットテープのソフトをパソコンに取り込んでいた。

 今までこれを、ラジカセなどを使って挑戦した事があるけど、どうも音声が一定しないためか読み込みエラーが多かった。だがこのユニットのおかげで、所有のソフトをほぼ全て取り込み成功。

 と言う事で、その一部をゲーム紹介として、ここに書いてみたいと思う。

病院経営ゲーム(HUDSON SOFT)
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 病院経営シミュレーションゲーム。
 病院の建設費を10年ローンで返済しながら(この時点ですでにおかしいが)、様々なトラブルを乗り越えて、10年間の経営を行う。

 ゲーム画面は文字のみ、操作は全て金額と番号を入力するだけのものだが、
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 こんな怪しい経営とトラブルが展開される。

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 更にゲーム終了画面と、これはBASICで書かれているので、リストを見たのが右の画面、もう何が言いたいのか・・・。でもこれも含めて楽しんでいた。
 そんな、怪しさに満ちたゲームだった。

ロード・チャンピオン(ZAT SOFT)
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 カーレースゲーム。
 車の操作は、
  • [←][→]:ハンドルのステアリング
  • [スペース]:アクセル
  • [/]:ブレーキ
 で、左右は「車の移動」ではなく「ハンドルを回す」もので、道に合わせたらハンドルを戻す必要があるという特殊なもの。
 車の運転を再現しようという面白い試みだが、操作が難しいと共に、最初は意味が分からず内容の理解に時間がかかった思い出。
 しかもタイトル画面無しでいきなりゲームが始まる、ゲーム画面も地味という、ストイックさに満ちたゲームだった。

THE 花札(ZAT SOFT)
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 花札のゲーム。
 コンピューターと1対1の対戦だが、ルールとしては花合わせ。

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 一番の特徴は見ての通り、花札が全てキャラクターのみで描かれている所。一見ゴチャゴチャしているが、ちゃんとどの札か一目で分かるので、何の違和感もなく花札ゲームが楽しめた。
 キャラクターしか描けないMZ-700で、この技量と努力は本当に、今見ても感動する。

不思議の森のアドベンチャー(BOND SOFT)
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 コマンド入力式のアドベンチャーゲーム。
 キャラクターで描かれたカラフルな映像と共に、アドベンチャーとしての多彩なコマンドと謎を、本当に1歩進む度に見せてくれて、その謎解きにワクワクした。
 アドベンチャーゲームとしては名作の一つだと思う。

 ただ、久し振りにプレイして、
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 この場面で「ジドウハンバイキ」と、長い名前を入力するのがもの凄く面倒だった事を思い出した。MZ-700はキーレスポンスが良くなかったし。

久し振りに触れて

 MZ-700は、私が中学生の時に夢中になって遊んでいたパソコン。
 この機種はグラフィック機能が無く全てキャラクターで描いたり、メモリも少なかった(64Kは当時で多い方だが)が、その中で作る技量に、今改めて驚かされる。

 私が所有するゲームはまだあるので、これから順次書いていきたい。

 と共に、私が今までレトロPCについて書いていた日記についてのまとめを作ったので。

レトロPC記事まとめ

 こちらも順次追加予定。


posted by 司 隆 at 16:28 | Comment(2) | Game
この記事へのコメント
懐かしくて見入ってしまいました〜♪ 環境作るのやキャプチャするのも大変でしょうけど、続編が楽しみです。
Posted by 猫又にゃぉ助 at 2013年09月19日 17:23
猫又にゃぉ助さん
どうも、ご覧いただきありがとうございます。

MZ-700は、私が始めて触れたパソコンなので、思い出深いマシンです。
私もまだ書きたいものが残っていますので、
これからボチボチと続けていこうと思っています。
Posted by 司 隆 at 2013年09月19日 19:51
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