クレメンテ賞にP・コネルコとJ・ロリンズ 史上初2人受賞
2014年10月26日6時0分 スポーツ報知
米大リーグ機構は24日、グラウンドでの活躍のほか社会福祉にも貢献した選手に贈るロベルト・クレメンテ賞に、Wソックスでプレーし今季限りで現役引退したP・コネルコ内野手(38)とフィリーズのJ・ロリンズ内野手(35)を選出し、WS第3戦の試合前に表彰した。「2人とも、グラウンドでも彼らのコミュニティーでも、リーダーとしての活動が際立っていた」とセリグ・コミッショナー。例年1人の選出だが、今年は史上初の2人受賞となった。
コネルコは孤児らの養子縁組を手伝う活動を継続。ロリンズは子どもたちへ食物を支援するための基金を設立するなどした。
◆ロベルト・クレメンテ賞 1971年に「コミッショナー賞」として制定。クレメンテは通算3000安打のパイレーツの名外野手で、72年12月にニカラグア地震の救援活動に向かう際、搭乗機が墜落して不慮の死を遂げた。その後、73年から名称変更。報知新聞社制定の「ゴールデンスピリット賞」はクレメンテ賞を手本としている。