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 福岡を中心に活動するアイドルグループ「HKT48」の新たな活動拠点が、福岡市中心部の天神地区になることが23日、東京・代々木で開かれた春のライブツアーで発表された。

 新拠点となるのは、西鉄福岡(天神)駅に隣接する商業施設「ソラリアステージ」6階の「西鉄ホール」。HKT48の広報担当者によると、現在のような専用劇場ではないが、同ホールを拠点に活動していくという。4月28日から新劇場として公演を始める。

 代々木第一体育館で行われたライブは1万1千人(主催者発表)で満員。観客の男性らによると、アンコールで新拠点について発表された瞬間、会場は大きな歓声に包まれ、メンバーも驚きの表情を見せた。チームHキャプテンの穴井千尋さんは「めっちゃ福岡のど真ん中じゃないですか」、劇場支配人兼任の指原莉乃さんは「東京でいえば渋谷」などと喜んだという。

 現在のHKT48の専用劇場は、ヤフオクドームに隣接する商業施設「ホークスタウンモール」にある。客席にせり出したステージが特徴だった。同モールは再開発のため3月末で閉館が決まっており、HKT48の拠点の移転先が注目されていた。

 HKT48の春のライブツアーは今月6日の名古屋からスタート。ワイヤーで吊られた指原さんや宮脇咲良さんら人気メンバーが宙を舞ったり、マーチングドラム隊が登場したりする演出が特色で、3月にかけて代々木、神戸、福岡で開催が決まっている。