日馬富士のように低く当たる朝日龍と元小結・常幸龍の優勝決定戦へ…三段目
2016年11月25日14時59分 スポーツ報知
大相撲九州場所13日目は25日、福岡国際センターで行われ、三段目は7戦全勝で西79枚目・朝日龍(21)=朝日山と元小結で膝のケガのために西23枚目まで落ちてしまった常幸龍(28)=木瀬=の優勝決定戦(千秋楽)となった。
朝日龍はモンゴル出身で2013年に名門・鳥取城北高に入学。14年には全国大会で個人3位、団体優勝などの実績を残した。卒業後は1年間は鳥取県の体育協会で指導員をしていて、今年2月に朝日山親方(元関脇・琴錦)の内弟子になり尾車部屋に入門。同6月に朝日山部屋が独立して移籍した。「親方と相談して相撲の形を変えました。特に立ち合いは横綱・日馬富士関のように頭で低く行こうと思いました。親方からは『負けてもそれも運だから』と言われています」。
部屋には力士が3人しかいないため旧春日山部屋の追手風部屋に積極的に出稽古に行き、「1日40番ぐらいは取りました。目標にする力士は親方です。毎日、(ビデオを)見ています。あとは朝青龍関ですね」。183センチ、124キロの体で長い手足が武器だ。組んでも離れても相撲が取れるのが持ち味だ。「相手は常幸龍関ですか。元小結ですよね。がんばります」と話していた。