白鵬が高安を破り前人未到の通算1048勝の新記録樹立

2017年7月21日17時57分  スポーツ報知
  • 高安(右)を押し倒しで下す白鵬(カメラ・谷口 健二)

 ◆大相撲名古屋場所13日目 ○白鵬(押し倒し)高安●(21日・愛知県体育館)

 東横綱・白鵬(32)=宮城野=が、新大関・高安(27)=田子ノ浦=を押し倒しで下し通算勝ち星が1048勝の新記録を達成した。12日目(20日)に魁皇(元大関、現浅香山親方)と並ぶ歴代最多タイの1047勝を挙げているが、それを抜いて単独の最多記録となった。

 花束を受け取り家族と花道で笑顔を交わした白鵬は、インタビュールームで「満足しています。硬くはなかったんですけど、ちょっと安心したというのがありましたね。相撲は奥が深い。秋場所じゃなくて名古屋場所で応援してくれる人の前で決めることができて良かったですね」とコメントした。

 9日目(17日)に輝をはたき込み、千代の富士と並ぶ歴代2位の1045勝に到達。10日目(18日)に千代翔馬を寄り切り、千代の富士の記録を抜いて歴代単独2位の1046勝となった。11日目(19日)は新関脇・御嶽海に寄り切られ、足踏みとなったが、関脇・玉鷲を寄り切りで下し、魁皇の1047勝に並んだ。そして、前人未到の新記録1048勝を達成した。

 今場所はあと2日あり、さらに記録を更新できるか。14日目は大関・豪栄道、千秋楽は横綱・日馬富士と対戦する。白鵬は最短で14日目に39回目の優勝の可能性がある。

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