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上田市都市景観賞は、優れた景観の形成に寄与する建築物、工作物、広告物などや、地域の優れた景観づくりに努めている団体やグループ、個人を表彰するものです。
10月6日に行われた上田市景観審議会で、応募件数19件の中から、次の4件が上田市都市景観賞に選定されました。
12月16日(土曜日)にサントミューゼ小ホールで行われる「信州上田 景観・花と緑 まちづくりフォーラム」において、受賞者及び受賞団体の表彰式を行います。
所在地:上田市前山
施主・設計:砥石 孝俊
施工者:片山造園、喜楽園
この作品は塩田を象徴する山のひとつである、独鈷山が見渡せるところにあります。
庭には塀を作らず、山々を借景に、既存の井戸を利用して造った小川を中心に据え、
雑木林をイメージした植樹により、開放感に溢れ、また、建物とのバランスも図られて
おり、塩田平の美しい自然に溶け込んだ潤いある景観を形成しています。
所在地:上田市真田町傍陽
施主:笹岡 輝夫
設計者:news設計室
施工者:(建築物)美し信州建設株式会社
(外構)有限会社上田花木
当該作品について、施主は庭と周辺環境への関心が高く、計画の当初から周辺との調和を
考えながら施工されました。建物は里山の風景になじむよう高さを抑え、ウッドデッキを
配するなど、木を多用した温かみのある造りとなっています。
また、庭については庭石を設置することで奥行きと立体感を創出し、手入れの行き届いた
木々や花々により、四季折々の景観を醸し出しています。
所在地:上田市別所温泉
施主:上田電鉄株式会社
この作品は大正10年に開業し、昭和25年に大規模改築されほぼ現在の姿となり、現在に至っています。
木製縦格子の改札口、木製駅名票や天井扇風機などレトロ感のある内装とともに、モダンな外観が昭和初期
の面影を現在にとどめており、観光客の目を楽しませています。時の流れの中で周囲の風景と調和し、90年
以上の長い歴史を刻んだ味わいがあり、上田にとって欠かせない景観のひとつとなっています。
所在地:上田市上田原
施主:あおぞらクリニック 尾崎 一典
設計者:一級建築士事務所アトリエta
施工者:株式会社上田建装社
もともと果樹園であった敷地にて当該建物を施工するにあたり、地盤面、建物の高さを低く抑える
ことで圧迫感を与えないように配慮し、フェンスを設けず多くの植栽をすることにより、地域に
開かれた場所となるよう配慮されています。建物形状は両手を広げて患者さんを迎えるような、
親しみやすい形をイメージし設計されています。同作品は周囲の美しい山々の風景に溶け込み、
開放感のある建物となっています。
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