専大北上高硬式野球部の中尾孝義監督(63)が今季をもって退任したことが分かった。プロ野球の中日などで捕手として活躍した後、2017年3月から同校を指導したが、目標の甲子園出場は果たせなかった。部長を務めていた及川将史前監督が復帰し、後任を務める。

 同校によると、監督退任は本人から申し出があった。18日から新体制で練習が始まっている。

 中尾氏は就任2年目の18年、チームを春季県大会で2位、秋季県大会は3位に導き、東北大会に進んだ。一方、夏の岩手大会は3年連続で初戦の2回戦敗退に終わり、甲子園出場は春夏ともかなわなかった。