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ミヤママタタビ

マタタビ科 マタタビ属

Actinidia kolomikta

〔基本情報〕
山地の林縁などでみられ、他のものに巻きついて登る落葉つる性木本。
よく枝分かれし、新枝にははじめ淡い褐色の軟毛がはえますが、のちに無毛となります。
枝の髄ははしご状で、中空となる部分があります。
葉は互生する単葉で、長さ7~12cm、幅4~8cmの広卵形~楕円形となり、基部は心形に湾入することが多いです。
葉の縁には細かい鋸歯があります。
葉の両面脈上には軟毛やかたい毛がはえます。
花のつく枝の葉は、葉の上半分またはそれ以上が白色になり、開花期には濃いピンク色になります。
葉柄は長さ4~7cmでしばしば赤色を帯び、はじめ軟毛がはえます。
雌雄異株です。
花は新枝の下部の葉腋につき、雌花はふつう単生し、雄花は集散花序に1~3個ずつつきます。
花は径1~1.5cmで白色の4~5弁花です。
果実は液果で長さ2cmの長楕円形となり、黄緑色に熟します。
種子は果実の中心から放射状に環をなして並びます。

〔利用〕
虫こぶを木天蓼(もくてんりょう)とよび、薬用にします。
果実は甘酸っぱく、生食のほか果実酒にもされます。

〔栽培〕
増殖は挿木によります。
日向~半日陰で風通し、水はけがよく適度に湿り気のある土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えでは寒肥として有機質の肥料を施してもよいです。
病虫害としてはアメイロハバチモドキがあります。
名前 ミヤママタタビ (深山木天蓼) 、ウスバシラクチヅル (薄葉白口蔓)
variegated-leaf hardy kiwi、kolomikta
花咲く季節 ? 6月、7月、8月
分布または原産地 ? 日本(北海道、本州中部以北)、中国、サハリン、アムール、南千島
生活型 ? つる性木本
常緑・落葉 ? 落葉
広葉・針葉 ? 広葉
生活様式 ? 地生
良く似た植物 ? マタタビ
植え付け(または播種)季節 ? 2月、3月、10月、11月、12月
形状 ? つる
葉の形 ? 単葉(不分裂葉)
葉の生え方 ? 互生
縁の形 ? 鋸歯
花のつき方 ? 単生、集散花序
花弁の数 ? 4;5
花の色 ?
花径 ? 10〜15mm
葉の色 ? 緑、桃、白
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ?
繁殖方法 ? 挿木
日照条件 ? 日向、半日陰
水分の必要性 ? 普通
土の必要性 ? 必要
用途適性 ? 盆栽、鉢植、生垣、公園・庭園、壁面緑化
虫害 ? アメイロハバチモドキ
食用 ?
有用 ? 薬用、食用
日本花き取引コード ? 54145
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