5年連続20発の西武山川が「どすこい!」封印の理由 苦悩のシーズンで2打席連発も

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆日本ハム2-4西武(1日、札幌ドーム)

 誰にでもできる芸当ではない。山川が魅力全開の2発4打点でヒーローになった。同点、決勝の2打席連発で5年連続のシーズン20号に到達。「こういう場面で打ててうれしい。ホームランはチームに流れを持ってくることができると思う」と素直に喜んだ。

 7回に2番手井口の初球を左翼席に運ぶ同点の19号ソロ。8回2死一、二塁での打席は1ボールの後に代走起用、直前には二塁けん制を巡るリクエストと2度の“間”が入ったが、3番手堀の3球目の変化球を強振。左翼ポールを直撃する決勝の20号3ランとした。

 「(8回は)どう転ぶか分からない中だったけど、個人的には集中できていたからいい結果になった」。今季は開幕からけがや不振に苦しみ続けた。9月29日のソフトバンク戦はスタメン落ち。復帰した同30日の同カードは5打席で4四球とぐっと我慢した。

 6月以来となる今季2度目の1試合2発にも「もう残りも少ないので、一日一日を大切にやっている。謙虚にやっていきたい」。おなじみの「どすこい!」パフォーマンスもなし。「ファンの人が声を出して応援できるまで封印ですね」と明かした。チームも逆転勝ちで2連勝。やっぱり山川にはホームランが似合う。(小畑大悟)

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